これからは「紙」と「デジタル」が共存する時代だと思いますあ、出版社の役割は一貫して「コンテンツ」の提供といえるでしょう。~中略~
僕が若い編集者たちに言うのは「将来残る本を作れ」ということ。最近、古典が見直されてきていますが、二千年以上前にアリストテレルの著した本が、今でも読まれているなんてすごいことだと思いませんか?
コンテンツがしっかりしていれば、時代がどれだけ変わろうと読まれていくのです。
100年後、200年後にも読まれる本を今、作る。
それを我々が肝に銘じて作り続けていく限り、本の未来はさらに拓けていくと思います。
~2008年4月1日 朝日新聞~