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知られざる通信戦争の真実 NTT、ソフトバンクの暗闘
某通信系グループ会社(そこで通信とは違う仕事をやっていましたが)で仕事をしていたことがあったので、記事が目に留まりました。 この本は読んでいませんが、くだりを見る限り真実に近いんでしょうね。僕も通信業界の行く末は非常に危ういと感じています。ただ、通信って"顧客と線で結ぶ"ということじゃないですか。この"線"が太くなればなるほど(これがブロードバンドですが)顧客をがっちり掴めるということなるので、ビジネスチャンスを生み出すために各社とも必死ですよね。 最近では、電力系やガス系大企業が"fiber to the home"を狙って、光ファイバーを推進しているのも、それが理由だと思っています。"家電IP化(家にあるすべての家電製品が全部ネットワークに繋がる)"を進めるためには、顧客と"線"で結ばれている必要があるわけですよね。ここから、様々なビジネスチャンスが生まれてくる、それの争奪戦です。 ただ、私が感じる限り、NTTという企業は"官"だった時代を未だ捨てられず、旧態依然の組織、文化のまま残っており、これが日本の通信事業の推進を阻害している一つの要因ではないか、と思っています。確かに雇用確保は必要ですが、それを日本一強い組合が守り続けている(社員を必要以上に擁護している)ことで、結果ドラスティックな改革ができないのがNTTグループのボトルネックではと思っています。ただし、これは"雇用"という観点を無視した"日本の発展"という意味においてですが。。。個人的にはいつまでも雇用に守られている時代は終わっていると感じているのですが(メリットはたくさんあるはずですけどね)。 海外通信事業で日本企業が成功している話が最近とんと聞けないですが(撤退ばかりですね)もっと強い競争力をつけるべく頑張ってもらいたいものです。せっかく技術力はあるのですから。
by gori1968
| 2004-04-01 00:09
| ビジネス
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